入れ歯の正しいお手入れ(ケア)方法は?【阿倍野区の歯医者が解説】|大阪市阿倍野区の歯科 足立歯科クリニック

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入れ歯の正しいお手入れ(ケア)方法は?【阿倍野区の歯医者が解説】

スタッフブログ 2025.09.11

皆さん、こんにちは。阿倍野区の足立歯科クリニックです。

入れ歯は歯を失った患者様にとって「噛む」「話す」「見た目を整える」といった大切な役割を担う欠かせない存在です。

しかし、入れ歯は毎日お口の中で使うため、適切なお手入れを怠ると虫歯や歯周病の原因となり、歯ぐきやかみ合わせにも悪影響を及ぼすことがあります。

入れ歯を清潔に保つことは、ご自身の健康を守ることにつながります。

今回は、正しい入れ歯のお手入れ方法や注意点、さらに歯科医院でのメンテナンスの重要性について詳しくご紹介いたします。

 

足立哲也 院長

監修者情報

医療法人 青空会 足立歯科クリニック 院長
足立 哲也(あだち てつや)

プロフィール

朝日大学歯学部卒を卒業後、幅広い年齢層の患者と向き合いながら、むし歯や歯周病、予防歯科などの診療に取り組む。
患者が安心して通えるよう、丁寧なカウンセリングとやさしい対応を心がけている。

略歴

  • 平成11年3月 朝日大学歯学部卒業
  • 平成11年4月 大阪歯科大学研修医
  • 平成12年4月 中岡歯科医院勤
  • 平成15年4月 足立歯科クリニック開業
  • 平成16年12月 医療法人青空会理事長
  • 平成22年9月 南カリフォルニア大学ジャパンプログラム卒業
  • 平成23年3月 AAID(アメリカインプラント学会)マキシコース卒業
  • 平成24年4月 ICOIコロンビアコース
  • 平成25年6月 インディアナ大学 インプラントコース
  • 平成30年3月 大阪歯科大学院卒業
  • 令和2年4月 大阪歯科大学 非常勤講師

所属学会・資格

  • ADIA(アメリカインプラント学会)認定医・専門医
  • IDIA国際歯科インプラント学会
  • 日本口腔インプラント学会認証医・専門医
  • ICOI国際口腔インプラント認定医・指導医
  • AAID(アメリカインプラント学会)認定医・専門医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 南カリフォルニア大学 客員研究員
  • 南カリフォルニア大学 ジャパンプログラムリーダー
  • インディアナ大学 口腔再生学講座 インプラント研究科 客員講師
  • インディアナ大学歯学部 日本歯科矯正プログラム 認定医
  • 歯科医師臨床研修指導医
  • 歯科放射線学会 認定医
  • 口腔医科学会 認定医・専門医
  • オステムインプラント 指導医・公認インストラクター
  • 光機能化バイオマテリアル研究会会員
  • JAID代議員
  • 国際審美学会会員
  • 臨床器材研究所認定医
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 衛生検査技師
  • BLS認定医
  • 福祉住環境コーディネーター
  • ISOI国際口腔インプラント学会ドイツ口腔インプラント学会日本支部
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▼入れ歯のお手入れの必要性

はじめに、入れ歯のお手入れが必要な理由について解説します。

 

・入れ歯の役割と健康への影響

入れ歯は失った歯の機能を補い、噛む力を回復させるために作られています。

しっかり噛めることで消化吸収が良くなり、全身の健康にもつながります。

また、入れ歯によって発音が明瞭になり、見た目の自然さを保てる点も大きなメリットです。

特にお子様やご家族との会話を楽しむためには重要な役割を果たします。

 

さらに、入れ歯は残っている歯や歯ぐきに力を分散させる役割も担っており、かみ合わせのバランスを整えることで顎関節への負担も軽減できます。

これらの点からも、入れ歯の清潔さと適合状態を保つことが、口腔だけでなく全身の健康に大きく関わっているといえるでしょう。

 

・入れ歯のお手入れを怠るリスク

入れ歯を清掃せずに使用し続けると、表面に歯垢や食べかすが付着しやすくなります。

これが細菌の繁殖を招き、口臭や口内炎、さらには残っている歯の虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。

また、入れ歯が汚れていると歯ぐきに炎症を起こし、痛みや違和感で使用を続けられなくなることもあります。

結果として噛む力が低下し、栄養摂取に支障をきたす恐れがあるため、毎日のお手入れは欠かせません。

こうしたリスクは、阿倍野区の歯医者でも広く患者様に伝えております。

 

▼入れ歯の正しいお手入れ方法

 

次に、入れ歯の正しいお手入れ方法を解説します。

 

・毎日の入れ歯手入れの基本ステップ

入れ歯はお口の中で長時間使用するため、毎日の清掃が欠かせません。

外したらまず流水で食べかすを丁寧に洗い流し、次に専用の入れ歯ブラシを用いて全体を優しく磨きましょう。

歯磨き粉には研磨剤が含まれているものが多く、表面を傷つけて細菌や着色が付着しやすくなるため使用は避けるのが原則です。

清掃後は必ずきれいな水で十分にすすぎ、衛生的な状態を保つことが大切です。

 

・食後・就寝時の入れ歯ケアのコツ

食後はできる限り入れ歯を外し、流水で軽くすすぐだけでも汚れの蓄積を防げます。

特に食べかすが残ると口臭や歯ぐきの炎症につながるため注意が必要です。

また、就寝時は歯ぐきを休ませる目的で入れ歯を外して保管するのが望ましい習慣です。

長時間の連続使用は血流を妨げ、歯ぐきの腫れや痛みの原因となるため避けましょう。

 

・入れ歯ブラシの選び方と使用法

入れ歯専用ブラシは、毛先が硬すぎず、入れ歯の複雑な形態にフィットしやすい構造になっています。

特にバネ部分や内側のくぼみは食べかすやプラークが残りやすいため、丁寧にブラッシングすることが大切です。

通常の歯ブラシでも清掃は可能ですが、専用ブラシを使用することでより効率的かつ確実に汚れを落とすことができます。

 

・入れ歯洗浄剤の正しい選択と使い方

入れ歯洗浄剤は、目に見えない細菌やカンジダ菌、または茶渋や着色汚れを取り除くのに有効です。

錠剤を溶かした水に入れ歯を一定時間浸すことで、ブラッシングでは落としきれない汚れやにおいを防ぐことができます。

ただし、長時間の浸漬や誤った濃度での使用は入れ歯の材質を劣化させる恐れがあるため、必ず製品の説明書に従い、適切に使用することが重要です。

阿倍野区で入れ歯洗浄剤の選び方や使い方に不安を感じたら、足立歯科クリニックまでご相談ください。

 

▼入れ歯のお手入れに関する注意点

 

入れ歯をお手入れする際には、以下の点にご注意ください。

 

・熱湯や洗剤を使わない理由

入れ歯は主にレジン(合成樹脂)や金属で構成されており、これらの素材は高温に弱い性質を持ちます。

熱湯に浸すとレジンが軟化し、わずかな変形でもかみ合わせや装着感に大きな影響を及ぼす可能性があります。

また、台所用洗剤や塩素系漂白剤には界面活性剤や強い化学成分が含まれており、表面を荒らして細かな傷をつけてしまいます。

その結果、細菌や真菌(特にカンジダ菌)が付着しやすくなり、口内炎や義歯性口内炎を引き起こすリスクが高まります。

さらに残留成分がお口の中に入ると、歯ぐきや粘膜に刺激を与え炎症を招くこともあるため、必ず入れ歯専用の洗浄剤を使用することが推奨されます。

 

・入れ歯の変形・破損を防ぐ保管法

就寝時に入れ歯を外す際には、乾燥を防ぐために水に浸して保管するのが基本です。

乾燥した状態が続くとレジンに微細な亀裂が入りやすくなり、強度が低下して破折の原因となります。

また、水分を含んだ状態で保存することで、材質の膨張収縮が安定し、長期的に適合状態を維持しやすくなります。

保管の際には、お子様やペットが誤って触れない安全な場所を選び、落下や衝撃による破損を防ぐことも重要です。

加えて、保管水は毎日新しいものに入れ替えることで、細菌の繁殖を防ぎ、衛生的に使用することができます。

阿倍野区にお住いの方で入れ歯の変形や破損が疑われる場合は、いつでもお気軽に足立歯科クリニックまでご相談ください。

 

▼定期的な歯科医院でのメンテナンス

ご自宅での清掃に加え、歯科医院での定期的なメンテナンスは入れ歯を長く快適に使用するために欠かせません。

入れ歯は時間の経過とともに、顎の骨(顎堤)が少しずつ吸収されて高さや形が変化し、それに伴って歯ぐきの状態やかみ合わせも変わっていきます。

そのため、最初は適合していた入れ歯でも、数か月から数年のうちに緩みや圧迫感が生じることがあります。

これを放置すると、歯ぐきに傷や炎症が生じたり、残っている歯や顎関節に過度な負担がかかったりして、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

定期的なチェックでは、入れ歯の適合状態や咬合関係(かみ合わせ)を確認し、必要に応じて調整や裏打ち(リライン)を行います。

 

▼阿倍野区で入れ歯のメンテナンスなら「足立歯科クリニック」まで

阿倍野区の歯医者「足立歯科クリニック」では、患者様一人ひとりのお口の状態やライフスタイルに合わせ、入れ歯の製作・調整・修理を丁寧に行っています。

従来の総入れ歯・部分入れ歯に加え、審美性に優れ金属バネが目立ちにくい「スマイルデンチャー」や、安定感が高く自然な噛み心地を実現できる「ミラクルデンチャー」など、最新の入れ歯も取り扱っております。

これらは見た目に配慮しつつ、患者様の歯ぐきや残存歯への負担を軽減できる点が特徴です。

 

「入れ歯が合わなくて痛い」「噛みにくさや違和感がある」といったお悩みを抱える患者様には、こうした新しい選択肢をご提案することも可能です。

また、正しいお手入れ方法や長持ちさせるためのコツについても丁寧にご説明いたします。阿倍野区の地域に根ざした歯医者として、患者様が快適に笑顔で過ごせる毎日を支えるサポートを心がけています。

 

▼まとめ

入れ歯は「食べる」「話す」「笑う」といった日常生活に欠かせない大切なパートナーです。

毎日の丁寧なお手入れと正しい保管、そして定期的な歯科医院でのメンテナンスが、長く快適に使用するための秘訣となります。

入れ歯を清潔に保つことは口腔環境だけでなく全身の健康維持にも直結します。

阿倍野区で入れ歯に関する歯医者へのご相談や調整をご希望の患者様は、ぜひ足立歯科クリニックまでお気軽にご来院ください。