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親知らずの痛みは放置してもいい?リスクや抜歯する歯とは?

スタッフブログ 2024.09.12

親知らずの痛みがあるものの、忙しいからと歯医者に行くのを後回しにして放置してしまっている人もいるのではないでしょうか。少し違和感こそあるものの、痛み止めを飲んでしまっている人も少なくありません。親知らずの痛みはそのまま放置してもいいのでしょうか。また、放置した場合のリスクについて説明したいと思います。

親知らずの痛みは放置していいの?

結論として、親知らずの痛みを放置するのはおすすめできません。

親知らずに痛みがある=何らかの異常が起きている状態です。虫歯・歯周病、歯茎の腫れなど、考えられる原因については後ほど説明しますが放置しても、勝手に治るものではありません。仮に痛みが一時的に治ったとしても、痛みをぶり返す可能性があります。

また、原因が虫歯の症状が悪化すると、歯を失う原因となってしまうこともあります。
そのため、歯科医院にて、治療し痛みの原因を把握するのはもちろん、適切な治療を進めていきましょう。

親知らずが生えてくるときに痛みを感じることもある

親知らずの痛みのなかには、生えてくるときに歯茎や横の歯を押してしまったことで痛みを感じることも少なくありません。親知らずが真っ直ぐ生えているのであれば、自然に痛みは治まってきます。ただ、横向きに生えてしまい他の歯を圧迫していると痛みが治まらなくなり、歯並びや歯の寿命に影響することになります。

親知らずを放置するとどうなるの?

親知らずの治療の前に、そもそも親知らずをそのままにしているとどんなリスクがあるのか気になっている人もいると思います。

親知らずの治療は抜歯をイメージする人も多いのではないでしょうか。親知らずの状態によって抜歯をせずそのまま様子を見ることもあります。

歯に何かしらの異常が起きた時に、親知らずの治療をすることも少なくありません。

歯医者に行くのを躊躇ってしまうこともあると思います。親知らずを放置するとどんなリスクが考えられるのか、痛みの原因についてみていきましょう。

・周囲の歯に与えるリスク
・虫歯や歯周病のリスク

それぞれ説明します。

周囲の歯に与えるリスク

親知らずの生え方が真っ直ぐとは限らず、横向きや斜め、埋伏している人も少なくありません。生え方に問題があると、ブラッシングが行き届かなくなってしまうこともありますし、手前にある歯を押して歯並びが悪くなってしまうこともあります。悪影響を及ぼしそうな親知らずの場合、抜歯をするケースもあります。

また、炎症を起こしたままにしていると「智歯周囲炎」になってしまうこともあります。

虫歯や歯周病のリスク

歯ブラシが行き届かないことで、汚れが溜まりやすくなります。歯と歯の隙間に汚れが溜まってしまったり、歯垢が溜まりやすくなります。親知らずの痛みとして多いのが、虫歯が進行しズキズキとした痛みが出てから気づくケースです。虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうこともあります。

親知らずの痛みはいつ起こるかわかりません。スケジュールが詰まっているときなど、疲れが溜まっているときに親知らずが痛み出すことも少なくなりません。親知らずが生えている人は、どんなリスクがあるのか覚えておきましょう。

抜歯したほうがいい親知らずはどんなケース?

親知らずを抜歯するかどうかは歯医者によっても判断が変わってきます。

例えば、ズキズキとした痛みがあり口を開くのが難しい、頬が腫れてしまっている場合は、一度状態を確認するようにしましょう。先ほども簡単に説明しましたが、智歯周囲炎になっている可能性も考えられます。

歯周病と同じようなものになり、進行すれば歯を支える骨が溶けてしまう可能性も出てきます。虫歯も表面で見てわかるものと隠れ虫歯もあります。

歯周病の進行具合も歯を支える骨にまで広がっているかどうかなど、歯科用CTを使って確認していきます。歯科医院によっても歯科用CTを導入しているかどうかが変わります。

虫歯が隣接している正常な歯や歯茎にまで細菌が繁殖してしまうことも考えられます。

親知らずの手前にある歯は、顎の噛み合わせを左右してしまうこともあります。歯を失えば元に戻ることはありません。抜歯したほうがいい親知らずは、歯や歯茎の状態などを歯科医師が確認したうえで判断することになります。

親知らずが痛いとき受診までにできる対策

 

親知らずが痛い時、早めに歯医者を受診する必要があります。
ただ、すぐに予約がとれるとは限りませんし、夜間など痛みがあり眠れないケースも出てくると思います。親知らずが痛い時、受診するまでの応急処置を解説します。

・濡れタオルなどで患部を冷やしてみる
・体をゆっくりと休めて免疫力を高める
・口腔内を清潔に保つようにする
・痛み止めを飲んで緩和する

それぞれ説明します。

濡れタオルなどで患部を冷やしてみる

親知らずが痛い時、冷やして炎症を抑える方法もあります。

冷やし過ぎると血行が悪くなってしまうこともあるので、濡れタオルや冷えピタなどの冷やしすぎないものを選ぶようにしてください。氷のような冷たくし過ぎてしまうものは逆効果になるので、冷やし方に注意してください。

体をゆっくりと休めて免疫力を高める

親知らずが痛い時、疲れが蓄積し免疫力が低下している可能性も考えられます。

特に、今まで痛みや腫れがなかったのに、急に症状が悪化しているときは疲労が原因となっている可能性があり、体が悲鳴をあげているのかもしれません。

痛みが辛くうまく寝られないかもしれませんが、無理のない範囲で体をゆっくり休めるようにしてください。体の抵抗力を高めるためにも、早めに布団に入って体を休めてください。

また、食生活の乱れも免疫力を下げるようになるので、栄養バランスを意識して食べるようにしましょう。一時的に歯の痛みが治まったとしても、親知らずの痛みを根本的に解決できたわけではないので、早めに歯医者を受診するようにしてください。

口腔内を清潔に保つようにする

親知らずが痛いときは、周辺にたくさんの細菌がいる可能性が考えられます。

そのため、いつもより丁寧に歯磨きをする、うがいをして清潔な状態に保つようにすると痛みがやわらぐことも十分に考えられます。硬い歯ブラシよりも柔らかめの歯ブラシを選ぶようにして、歯茎をマッサージするように磨いてみてください。

強い力で磨けば、歯茎を傷つけてしまうリスクもあるので、気を付けましょう。余計に痛みを強くする原因になる可能性もあります。

痛み止めを飲んで緩和する

痛みが強く日常生活にも支障をきたしてしまいそうなときは、市販の痛み止めを飲む方法もあります。飲み薬の鎮痛薬としてよく知られているのは、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの成分を含んだ痛み止めです。

アセトアミノフェン入りのものも鎮痛薬としてよくみかけます。痛み止めは自宅にあるものでもかまいません。歯茎に腫れやただれなどの症状が起きているときは塗り薬などもあるので、薬局で相談したあとに購入するのをおすすめします。

まとめ

親知らずが痛いとき、すぐに歯科医院を受診できる人もいれば予約の兼ね合いや仕事の都合もあって難しい人もいると思います。痛みがあるということは、何かしらの治療が必要になる可能性も考えられます。痛みが落ち着いてきたから…とつい後回しにしてしまう人もいるのですが、歯は勝手に治るわけではないからこそ早めに受診するようにしましょう。