院長ブログ ~つめものが取れた時の注意点について~|大阪市阿倍野区の歯科 足立歯科クリニック

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院長ブログ ~つめものが取れた時の注意点について~

院長ブログ 2023.01.05

 

あけましておめでとうございます。院長の足立です。
お正月といえば、お雑煮お汁粉
いそべ焼きなど、お餅を食べる機会が増える時期。
せっかくなので
さまざまな食べ方でお餅を堪能したいですよね。

ところで皆さんは、
そんなお餅のような
「粘着性の高いもの」を食べた際に、
つめものやかぶせものが
取れてしまった経験
はありませんか?

 

今回は、
つめもの・かぶせものが取れたときの
正しい対処法についてご説明いたします。

 

 

◆瞬間接着剤で付けていいの?

むし歯になった歯は、
削ったり神経を抜いたりした後、
その部分を「つめもの」や
「かぶせもの」で補います。

このとき、
「歯科用セメント」などの専用の接着剤を使って
つめもの・かぶせものを固定しますが、
永久的に取れないという保証はありません。

接着剤が劣化すれば、
外れることもあります。

しかし、取れてしまっても、
一般の接着剤などを使って
ご自身で付けようとするのは
絶対に避けてください。

歯科用ではない接着剤には
人体にとって有害な物質も含まれているため、
歯に用いるのはとても危険です。

また、ズレて付いてしまうと、
うまく噛めなくなってしまう
ほか、

歯科医院でもきれいに外せなくなり、
外す際に歯を大幅に削ることになる場合も。

つめもの・かぶせものも
作り直さなくてはいけなくなるため、
時間も費用も
必要以上にかかってしまいます。

 

 

◆取れたまま放置するとどうなる?

つめもの・かぶせものには、
「むし歯から歯を守る」という
大事な役割があるため、
外れたまま放置するのも危険です。

治療後の歯は、健康な歯よりも
「弱い部分」が露出してしまいますが、
それを守っているのが、
つめものとかぶせものです。

さらに、
プラークや食べかすが溜まりやすくなり
むし歯のリスクが格段に高くなってしまいます。

 

 

◆取れたらどうすればいい?

取れてしまった「つめもの」「かぶせもの」は、
捨てずにご持参いただければ、
再び取り付けられることもあります。

歯に関する異常はご自身で判断せず、
ぜひ私たち歯科医院にご相談ください。

また、つめものやかぶせものは
永遠に使えるものではありません。

どんなに高い精度で製作しても、
時間とともに劣化してしまう可能性があります。

その際に生じた隙間から
新たなむし歯ができてしまうこともあるので、
「治療したから安心」ではなく、
治療した箇所ほど
「しっかりしたケア」を心がけましょう。

 

しかし、お口の不具合
ご自身では気づけないことも多いため
普段から定期検診を受け、
つめもの・かぶせものの状態を
しっかりチェックすることも忘れずに!